奉仕活動および報告

 

大野城ライオンズクラブ(廣澤雅女会長/41人)と大野城子どもと大人の未来塾支部は、2021年7月からスペースドリーム大野城が主催する「宇宙の学校®」の運営協力を行っている。小学生とその家族を対象としたプログラムで、宇宙や宇宙につながることを素材に、命の大切さを基盤に置いて、子どもたちの好奇心・冒険心・匠(たくみ)の心を育み、心豊かな青少年育成により、豊かな未来づくりを目指している。

宇宙の学校®は、認定NPO法人子ども・宇宙・未来の会(KU-MA)とJAXA宇宙教育センターが全国のさまざまな組織・個人と協働して実施する社会教育支援活動だ。主な内容は、家族の絆を深める楽しい学びの活動(家庭学習)と、地域の参加家族が集まってつながりを深めながら同じ課題に取り組むスクーリング(工作と実験)で構成されている。

参加者は年3回のスクーリングの間に、JAXA宇宙教育センター教材開発委員会が作成したテキストを活用して家族で実験工作を行い、家庭でレポートを作成。最後のスクーリングでは一家族ずつ発表を行う(家庭学習レポートはKU-MAのホームページに掲載)。このテキストには小中学校の学習指導要領の内容との関連が記載され、学校での学びに沿った工作実験や観察で子どもの好奇心を高め、理科が好きになる内容になっている。

 

 

KU-MAとJAXA宇宙教育センターは、宇宙教育の実践に必要なスキル講習として、次代を担う青少年育成を目的に、宇宙を素材として社会教育活動を行う地域の指導者向けに「宇宙教育指導者セミナー」を開催している。大野城市での開催時には、大野城ライオンズクラブから3人が受講して、青少年の考える力や興味を引き出し、集団をまとめ上げる力などを学んだ。

大野城ライオンズクラブでは、宇宙の学校®の実施に当たり、ライフスキル教育プログラムのライオンズクエストを活用している。ライオンズクエストの手法によるアイスブレイクを取り入れ、参加者の小学生と保護者、スタッフが一緒になって交流することにより、お互いを知り、より良い学びの環境づくりが出来るようになった。これにより子どもたちの緊張がほぐれ、スクーリングに一層集中してくれるようになった。またスタッフにも、子どもの好奇心や冒険心を応援し、親子の取り組みをサポートする力が高まっている。

こうした活動を通して、ライオンズクエストの手法をKU-MA事務局に知ってもらうことも出来た。ライオンズクエストの手法を用いた宇宙の学校®を、多くの全国の組織・個人に知ってほしいと考えている。

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2024.09更新(FWT委員長/古賀美里)

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